imacon ixpress 384c
1600万画素マルチショットデジタルバック
今回は、imacon社の最新1600万画素マルチショットデジタルカメラバックをテスト出来る機会あった。過去のテスト(ixpress96/132C)2回は、シングルショット機でしたが、今回待望のマルチショット機がテストできた。以前にも、ジナー54でマルチショット(4or16ショット)をテストしていますが、さすがマルチショットの画質に驚いた記憶があります。今回のimacon ixpress 384cは、コンパクトなボディと、imacon独自の Image Bank (シングルショットのみ)の組み合わせで、バックタイプデジタルカメラを軽快に操作できます。カメラのセッテングは、他のixpress同様に、バックとイメージバンクを専用ケーブルで接続し、イメージバンクにバッテリーを付ければ、電源ONですぐに使える状態になります。今回は、ほとんどのテストで HASEEL BLAD 555ELD を使用しましたが、PHASE ONE や、 ProBackの用にレンズとデジタルバックの接点をシリアルケーブルで繋がなくてもよかった。(imaconのデジバックはすべてこの仕様)また、マルチショット撮影の場合は、イメージバンクとMacとを、FireWire(IEEE1394)せ繋ぐ、専用ソフト Flex Color でコントロールする。Flex Colorも前回に比べバージョンも上がり細かな改良がされていて、さらに使い易くなっている。しかし、ソフトの操作性は Kodak の Photo Disk や、Phase One の C1 Pro などように直感的に操作できるのに比べると、もう少し改良してほしいと感じた。
まずは、1ショットテストサンプルです。カメラは、555ELD+CFi 120mm/imacom 384c/PowerBookG4 12/1GHz で、イメージバンクに保存せずに直接Macに保存。ライトはストロボ天板2灯。(1/60秒_f5.6_ISO50)
ロケーションテスト01、カメラは、555ELD+CFE 40mm/imacom 384cで、イメージバンクに保存。自然光のみ。(1秒_f16_ISO50)
ロケーションテスト02、カメラは、555ELD+CFE 40mm/imacom 384cで、イメージバンクに保存。自然光のみ。(1/8秒_f11_ISO50)
4ショットテスト物撮影サンプルです。カメラは、555ELD+CFi 120mm/imacom 384c/PowerBookG5/2GHzでコントロールで、直接Macに保存。ライトはストロボ1灯。(1/60秒_f22_ISO50)約5秒間隔で4回シューティング。
帆ほぼ同条件(シャッタースピードが違う。バックライトを感じさせるため4秒露光)での、PHASE ONE H25で撮影での比較データ(当然1ショット撮影です。)
おまけのスナップ撮影。カメラは、555ELD+CFE 40mm/imacom 384cで、イメージバンクに保存。自然光のみ。(1/30秒_f8_ISO50)
専用ソフト Flex Color のディスクトップ画面
基本的に、前回テスト時とほぼ同一であるが、細かな改良はされている。また、前バージョンではデベロップするとrawデータにTIFFデータがひっついてデータ量が増えた(同一画像の再デベロップを高速におこなうため)のでが、これは設定で、ON/OFFが選択可能になった。画面は、PowerBookG4_12インチに表示したものなので、少々ギシギシになっています。