HASSEL BLAD Vシリーズ用の広角レンズの新旧比較
Distagon CFE 40mm F4 T* IF VS DistagonDistagon CFE 40mm F4 T* FLE
発売から約1年少しにはなりましが、HASSEL BLAD V 用の広角レンズCFE40mmが、モデルチェンジしてレンズ構成も変わり画質もかなり向上しました。今回、シュリロ トレーディングよりデモレンズを借りることできましたので、当社の旧 Distagon CFE 40mm F4 T* FLEと比較してみました。
ます、テクニカルデータの比較です。
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Distagon CFE 40mm F4 T* IF
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Distagon CFE 40mm F4 T* FLE
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焦点距離
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40mm
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40mm
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明るさ(F値)
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4
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4
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絞り
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4-22
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4-22
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画角 対角/水平
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89°/69°
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88°/67°
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レンズ構成枚数
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12 T*
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11 T*
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最短撮影距離
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0.5m
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0.5m
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重さ
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1130g
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915g
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全長
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122mm
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102mm
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フィルター経
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93
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93
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価格(正規品定価)
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¥720,000-
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手前が旧レンズのCFE40mm FLE で奥が新レンズ CFE40mm IF
新40mmの方が、全長が20mm、重さが215g 増えた。
HASSEL BLAD 555ELD に、両レンズを同じ状態で付け替えの実写テスト画像です。
デジタルバックは、PHASE ONE H25 + CapterOne3.5.2
撮影データ
遠景撮影____F11_1/125秒_ISO50
樽収差比較____F16_1秒_ISO50
Distagon CFE 40mm F4 T* IF
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Distagon CFE 40mm F4 T* FLE
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全体画像 |
全体画像 |
周辺100%画像 |
周辺100%画像 |
中央付近100%画像 |
中央付近100%画像 |
樽収差比較 |
樽収差比較 |
100%画像は拡大してご覧下さい。
新旧比較では新レンズの方がコントラストも高く解像感も良好です。また、周辺部では旧レンズでは、かなり画像の乱れを感じましたが、新レンズは、かなり改善されています。また、画像の湾曲(樽収差)は、旧レンズより新レンズの方が収差を感じましたが、全体のバランスは、新レンズがかなり健闘しました。特に高画質デジタルバックでは、新レンズの方が良いのではないかと思います。