imacon ixpress / PHASE ONE H20 / DCS ProBack
1600万画素デジタルバック比較
今回は、imacon社の最新1600万画素デジタルカメラバックをテスト出来る機会がありましたので、当社所有の H20 と DCS ProBack 共に1600万画素のデジタルカメラバックを比較してみました。3機種とも、1600万画素のコダック社のCCDセンサーを使用していますが、最後発の imacon ixpress のみが新型のセンサーを搭載しているようです。この新型のセンサーは、各マイクロレンズの前にプリズムがついていて、これによりレンズ周辺の色かぶりや光量不足を軽減する仕様になっていると説明をうけました。
まずは、 imacon ixpress というカメラバックですが、見ためはシルバーのスチールボディなので、他のデジタルバックと比較すると、ちょっと特異な感じもうけますが、大きさも手頃で悪くない感じでした。背面の液晶は、今回はモノクロ仕様のもので撮影後ヒストグラムなどが確認出来ます。また、撮影後の露出状態を音声で知らせてくれます。データーは、外付けの専用30GBのハードディスクがあり、撮影RAWデーターはそちらに保存されます。また、PCとオンライン撮影時にはPC側に保存も可能です。モバイル時のバッテリは、ソニーのビデオ用の物が使用できる経済的です。
もっと詳しく知りたい方は、こちらへ http://www.ixpress.dk/jp/ どうぞ。
それでは、テストデーターですが、カメラに Horseman X-Act-D と ISSシャッターシステムを使いました。
テスト1は、シュナイダーの38mmXLを使用しスライディングによる横2枚タイリングを行いました。このレンズは、周辺(アオリ0でも)の赤カブリが特にひどいレンズでいつも撮影後の後処理が大変な思いをしていますので、ixpressのプリズム時のCCDの成果が楽しみです。撮影は、スタジオギアのエントランスをお借りして撮影しました。照明は、自然光のみで薄曇りの状態で色温度は、5700kでした。各カメラバック撮影時にマクベスチャートを撮影して、グレーバランスをとりました。3機種ともほぼ同じ条件で撮影しています。また、撮影後の後処理を施したデーターも作りましたのでご覧下さい。
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テスト2は、スタジオ内でストロボ撮影をしました。被写体は、いつものNPWチャートです。カメラは、外と同様にX-Act-D+ISSで、レンズは シュナイダーのデジター100mm を使用しています。恒例の部分原寸画像(画像の一部分をトリミングしてそのままJPG保存したものです)もあります。