PHASE ONE H25 vs  imacon ixpress 132C

最新2200画素デジタルバック比較

   


imacon ixpress 132c + HASSLEBLD H-1で撮影した画像です。レンズは、80mmのみを使用しています。


FlexColoer 3.5.6b5

imacon の現像ソフトです。ixpressシリーズのキャプチャー及びデベロップと、同社のスキャナーの取り込みができます。

PowerMacG5 2GDP (MacOS10.3)で、2200万画素16Bit(130MB)のデベロップ時間(MacのHDにrawがある場合)

1回目
同一画像同一設定2回目
同一画像設定変更して3回目
81秒
3秒
16秒

 ixpressの場合、撮影中にImage Bankn内のデータが一杯(最大850カット/132C)あると、Macに転送する時に時間がかかります。因みに、MacとImage Bankは、IEEE1394aで接続になります。ケーブルを繋ぐと自動的にダウンロードが開始されます。また、Image Bank内に追加撮影した物があるときは、判別して追加分のみをダウンロードします。


Capture One 3.1

 PhaseOne の最新版が、Cspture One3.1になります。同ソフトは、PhaseOne Hシリーズ全機種の他に、Canon EOS1Ds / 1D / 10D / D60 / D30 / KissD のデベロップができます。(Win版はこの他に Nikon D1X / D100もできます。2004年には、Mac版も対応予定)Cspture One3.0からかなり改良され、H25に完全対応し使い勝手も画像も安定してきました。(日本語版もリリース予定です。)

PowerMacG5 2GDP (MacOS10.3)で、2200万画素16Bit(130MB)のデベロップ時間は、46秒です。


それでは、PHASE ONE H25との比較テストです。

..........撮影データ.........

PHASE ONE H25 + HASSLEDLD 555ELD + CFE 80mm f2.8

imacon ixpress 132c + HASSLEBLD H-1+HASSLEBLD 80mm f2.8

光源は、ストロボ(フォトナー武藏24)を使用しています。


お断り........予めご理解下さい。

 今回の比較テストでは、デモ機のマウントの関係で、同一カメラボディ&レンズでのテストができませんですたので、完全なセンサー比較にはなりませんでしたので、発色や解像感やピント(深度)など多少の違いがあります。また、デベロップ時の設定は、なるべくデフォルトに近い状態で行っておりますが、ソフトのバージョン等の関係で必ずしも同じになるとは言えません。FlexColoer及びCaptre One は、大変高機能な現像ソフトですので、調整状態によて画像は良くも悪くも変化します。


NPWチャート撮影

imacon ixpress 132c

PHASE ONE H25

サンプル画像は、15%に縮小したものにすこしアンシャープマスクをかけjpg最高画質で保存したもです。Adobe RGB(1998)


人物撮影

imacon ixpress 132c

PHASE ONE H25

サンプル画像は、15%に縮小したものにすこしアンシャープマスクをかけjpg最高画質で保存したもです。Adobe RGB(1998)


価    格

カメラ
金 額
備 考
PHASE ONE H25
429万円
imacon ixpress 132c
415万円(予価)
未だ正式に発表がない。
PHASE ONE H20
329万円
最近値上げしました。
imacon ixpress 96
289万円
Cタイプは、30万円高くらい
Canon EOS 1Ds
85万円前後(実売)
オープンプライス
Kodak DCS Pro 14n
65万円前後(実売)
オープンプライス


参考意見

 今回の比較テストでは、完全な比較はできませんでしたが、imacon ixpres96同様にあらためて imacon ixpres 132cの素晴らしい階調表現を実感しました。特に人物作例のテストでは、まるでフィルムの画像を見ているような錯覚に落ちてしまいました。使い勝手としても、Image Bank を腰に付けて手持ち撮影を軽快にできました。一方、PHASE ONE H25(当社導入済み機)は、H20より彩度がやや渋めで少しトーンが落ちた感じがします。解像感や、シャドー部の表現力はかなりよきなっていると思います。 imacon ixpresと比べて、メリハリがありパカビシ?という感じで、さすが PHASE ONE じゃないかと思います。また、NPWチャートでは、H20が、一番商品の色を再現していると感じました。特に当社の場合、H25をメイン使い始めてから(以前は、H20)RAWデータの画像サーバーHDがすぐに一杯になってしまします。ちょっと撮影すると、すぐに10GBは軽くつかってしまいますので、2200万画素級のデジタルカメラバックを使う場合には、パソコンや周辺機器などにも気配りが必要になると思います。

2003.12.1  NPW _Nahasaka


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