Photoshopを使い画像のステッチング法(2枚繋ぎ例)
繋げる画像をすべて現像したら、Photoshopに画像を持っていき繋ぎの作業です。
まず、繋ぐ画像を開きます。
(16bitの場合は、8bitへ変換)
2枚の画像を比較して、なるべく繋がり易い方を見分けて繋げる位置を決めます。
繋げる位置になるべく、複雑な物がない方を選ぶ。
また、画像の濃度や色が違う場合は、良い方を上に選ぶ。
上と下の画像が決まったら、まず下の画像を選びすべてを選択してレイヤーを複製しる。
イメージのカンバスサイズを選び、繋げる方向のピクセルを、約倍よりすこし少ない位に設定します。
例えば、1600万画素の場合は、4072ピクセルなので、6500ピクセル位にする。
ファイルのザイズが大きくなったら、背景を白で塗りつぶします。
上になる画像を選びすべてを選択して、コピーします。
先ほどの下のベース画像を選び、上の画像をペーストします。
上のレイヤーの透過率を60%位にして、下のレイヤーと同じ位置で移動ツールを使い移動します。だいたいの位置に来たら画像を拡大(100%以上)して、矢印キーを使い微調整します。
ここで注意が必要です。
デジタルカメラバックのセンサーの取付状態は、必ずしも真っ直ぐ付いているのではありません。微妙に傾向いていたり、前や後ろに倒れていたりします。余談ですが、あるメーカーに訪ねたら、この精度を上げると価格に跳ね返り、もっと高価な機械となってしまよ。工業製品ですから。と言っていました。(笑)
上記のように、センサーが微妙に曲がっているので、2枚の画像がピッタシ繋がりません。
レイヤーを重ねた状態で、上のレイヤーを選択して透過率を100%に戻します。ずれている部分を確認して、自由変形を使いズレを修正します。
下のレイヤーの表示を一時消し、上のレイヤーのみを表示します。重なっている方の画像の端を、消しゴムツール(ぼけ足)を使いぼかします。(200%位のぼけ足で、縦に位階程度で良い。)
下のレイヤーを表示させ、不自然でないかを確認します。不自然の場合は、さらに変形ツールなどで修正します。繋ぎの不自然さがなくなったら、トーンカーブなどで濃度を調整し2枚の画像をなじませます。
すべて、繋がりがOKになったらレイヤーを統合して1枚の画像にします。
余白部分や、レンズのケラレ部分がある場合は、トリミングツールを使い有効画像エリアのみ切り抜きします。
これで、タイリング作業が完了です。後は、通常の処理を行い画像データーを完成させます。
また、広角レンズ使用に発生する色かぶり(赤外線をカットしきれずに出てしまう)の補正は、円形ツールのばかし250%でかぶるのない部分にサークルの選択範囲を作り、その選択範囲を反転します。色相彩度のRの色相と彩度や、トーンカーブなどで調整し整える。また、選択範囲ないに、赤色系や、黄色系の物がある場合は色調が一緒に変化してしまうので、あらかじめ選択範囲で指定するなどして調整作業を行います。
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